【注文住宅】平屋の間取りと坪単価について

暮らしやすい家を建てたいと、平屋を選択する人も少なくありません。しかし、平屋はその構造から坪単価が高くなりがちです。住宅価格の目安とされる坪単価ですが、ハウスメーカーによっても異なります。

そこで今回は、平屋の間取りと坪単価について解説します。平屋のメリットとデメリットや失敗例もお教えしますので参考にしてください。

平屋にするメリットとデメリット

平屋とは、2階がない1階部分のみの建物です。近年ではデザインや間取りにこだわった平屋も登場し、平屋に興味を持つ人も増えています。

平屋のメリットの5つありますので、以下にまとめてみました。

平屋のメリット

◇家族とコミュニケーションが取りやすい

平屋はすべての部屋がワンフロアにあるので、自然と家族と顔を合わせる機会が増えます。顔を見れば会話も増えるので、コミュニケーションが取りやすくなります。

◇2階建ての家より構造が安定する

1階部分に2階の重さがかからない平屋は、建物の構造が安定し、耐震性が高いため、大きな窓や出入り口を設けることも可能です。さらに、柱や壁が少ない広い空間を作れます。

◇スペースを有効活用できる

平屋なら階段が必要ありません。その分のスペースを有効活用できます。他にも、2階がないため屋根の下にあたる小屋裏も利用可能です。

◇メンテナンス費用が安い

住宅の美観や耐久性を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。2階建ての住宅と比較すると、平屋は大がかりな足場を組まなくても作業ができるのでメンテナンス費用が安く済みます。

◇バリアフリーが実現できる

バリアフリーにできることも平屋のメリットです。年齢を重ねると、どうしても階段の上り下りが辛くなります。バリアフリーなら老後も安心です。

たくさんのメリットがある平屋ですが、残念ながらデメリットもあります。平屋のデメリットもいくつかありますので以下にまとめてみました。

平屋のデメリット

◇広い敷地が必要

平屋を建てるときは、2階建ての家より広い敷地が必要になります。その理由は、平屋で部屋数を増やすためには横に広げるしかないからです。

◇建築の坪単価が高くなる

坪単価とは、1坪あたりにかかる建築費を指します。同じ床面積の2階建てと平屋を比較すると、屋根と基礎の面積が2倍になる平屋の工事費用のほうが高くなり、その結果坪単価が高くなるのです。

◇日当たりや風の通りが悪くなる可能性がある

建築面積が広くなるほど、日差しや風が住宅の中まで届かなくなります。

◇プライバシーの確保が難しい

すべての部屋がワンフロアにある平屋では、家族であっても個人のプライバシーを確保するのが難しくなります。

◇防犯対策が必要

平屋に限らず、1階部分に窓や出入り口が多いと防犯面で心配ですから、防犯対策をしっかりする必要があります。

平屋を建てる際の間取りと坪単価について

平屋を建てるときに、気になるのが間取りと坪単価です。ここでは、坪単価あたりどのような間取りの平屋が建てられるのかを解説します。

坪単価とは、家を建てるときの1坪あたりの建築費のことです。同じ延床面積であっても家の本体価格が高ければ坪単価も高く、本体価格が低ければ坪単価も低くなります。つまり、坪単価は住宅のグレードの目安なのです。

しかし、坪単価の算出方法はハウスメーカーによって違いがあります。そのため、坪単価は他社のハウスメーカーと比較するのではなく、そのハウスメーカー内の商品グレードを計る目安としてください。

平屋の坪単価ごとのおおよその間取りは以下の通りです。

◇坪単価30万円

間取り1LDK(寝室6帖)1~2人暮らし向き、坪数の目安12~15坪、価格の目安500万円

◇坪単価40万円前後

間取り2LDK(16帖のLDK・6帖の個室2部屋)2~3人暮らし向き、坪数の目安18~20坪、価格の目安800万円

◇坪単価40万円以上

間取り3LDK(16帖のLDK・6帖の個室3部屋)3~4人暮らし向き、坪数の目安25~30坪、価格の目安1,000万円

◇坪単価50万円

間取り4LDK(16帖のLDK・6帖の個室4部屋)4~5人暮らし向き、坪数の目安30~35坪、価格の目安1,500万円

一例を記載しましたが、平屋の間取りはある程度変えられます。家族が暮らしやすい家を建てるためには間取りも大切です。間取りを決めるときは、室内を移動する動きである生活動線と、太陽や風などの動きを考える必要があります。また、どんな生活がしたいのかも考えましょう。

平屋の失敗事例

平屋ならではの失敗もあります。ここでは、よくある失敗事例3つについて解説します。

1つ目の失敗事例は、外から室内が見えることです。住宅が密集するような狭い土地に平屋を建てると、周辺の建物の2階から室内が見えてしまうことがあります。プライバシーが守れないと生活していく上も不便です。

また、大きな窓がある方角に道路があり、通行する車や人が気になるという失敗もあります。

平屋を建てるときは、周辺環境をしっかり確認しておきましょう。平屋を建てるのに適した場所は「余裕のある広い敷地」「周辺に2階建て以上の建物がない場所」です。

2つ目の失敗事例は、間取りの失敗です。例えば、「玄関を角に設置したら奥の部屋までの移動が大変」「リビングを横切らないとお風呂に行けない」などです。さらに、平屋では収納スペースが少ないという失敗もあります。間取りを決めるときは、ハウスメーカーなどのプロに相談しましょう。

3つ目の失敗事例は、日当たりが悪いことです。建築面積が広くなる平屋は、風通りや日当たりも周辺環境に左右されます。周辺環境が平屋に適さないと、日中でも暗い部屋になるという失敗が起こります。平屋で採光や風通しを確保するためには、天窓や中庭を設けるのがおすすめです。

まとめ

2階建て住宅と比較すると坪単価が高くなる平屋ですが「坪単価=建築費用」ではありません。坪単価の算出方法はハウスメーカーによって異なり、設備のグレードを上げるなど条件を付ければ坪単価も高くなるので注意が必要です。平屋を建てる際には、坪単価は目安として上手に活用しましょう。